「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」の位置付け

我が国は、戦後の高度成長期から近年まで大量生産、大量消費を是として経済発展に努めてきました。その結果、物はあふれ生活は豊かになったものの、大量の廃棄物の発生をもたらして環境への負荷を高め、貴重な資源を失いました。

国はこの反省から、これまでの大量廃棄のライフスタイルを変えるとともに、同じ過ちを犯さないための施策の根拠として、環境基本法をはじめ、廃棄物処理関連法規として循環型社会形成推進基本法を柱とする資源有効利用促進法や容器包装リサイクル法等のさまざまなリサイクル法を制定し、国民・事業者・地方公共団体そして国自らに資源の循環と廃棄物の発生抑制等に努力するように求めました。

その中でも、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」は、その中心的役割を担う位置付けにあります。