不当廃棄等の対策の強化
不当廃棄等の対策の強化と徹底
①現状と課題
今なお過剰保管をはじめとした不適正処理は多く発生しています。また、不法投棄等の残存件数、残存量とも昨今ほとんど変化していません。早期発見等による未然防止・拡大防止を更に徹底・強化するとともに、実行者及び関与者に対する厳しい責任追及をしていくことが強く求められています。
②見直しの方向性
ア 行政処分の強化
廃棄物の適正処理に識見を有する者等の協力や人工衛星を活用した監視活動の体制を整えていくことがのぞまれます。また、不適正処理が行われた土地の所有者等の実行者及び関与者と疑われるものに対しては広く広報徴収、立ち入り検査を行うことなどにより、不適正処理に関与した者の責任を追及できるような体制作りが求められます。違反行為を把握した場合は、迅速かつ厳正に行政処分を行う方針で取締りに臨むことを更に徹底する体制が求められています。
イ 罰則の強化
大規模化につながりやすい反復継続的な不法投棄等の行為に対する罰則を引き上げるなど、罰則の更なる強化がのぞまれています。